たとえばこんなリスペクト

狼と香辛料」における「ホロ」を、自分で作った場合、どういうキャラになるだろうか、ということを考えます。
また、ホロと同道する「ロレンス」は、どういうキャラになるだろうか、と考えます。


ここで重要なのは、「狼と香辛料におけるホロとロレンス」をそのまま引きうつす、というのでもいいんですが、私の場合は、「狼と香辛料におけるホロとロレンスを記号化し、その記号に改めて肉付けする」方式でやります。
具体的には、「ホロ=神様」「ロレンス=神様と仲良くしてる人」という記号化です。


人間を超越した存在である「神様」は、どうしたら人間と仲良くなるだろうか? ということを考えます。どういう人間なら、神様と仲良くなれるのか、ということも考えます。さらには、ロレンスの「女に対しては不器用で奥手だけど誠実」という属性も、一部裏返してみたりします。「女に対して手が早いし慣れてるけど誠実」とかに。
重要なのは、「狼と香辛料を読んでホロとロレンスの関係に感じる違和感を解決するようにキャラを作る」ことです。つまり、自分の理想をある程度まで具現化しようとします。
記号化によって抽象化され、属性の変化により変質し、理想を付け加えられることによって身近になったキャラクターは、すでに別物です。「どこかで見たよーな」程度には似ますが、その程度であればなんだって牽強付会で似たような気になれますから気にしなくてもかまいません。


具体的にどういうキャラになるかは、時間があれば追記します。