あなたは神を信じますか?

特定宗教には拠らずに考えて欲しいというか読んで欲しい内容です。私は別段、宗教を持ってないので(知ってはいますが)、なんらかの宗教なり宗派なりを想定してはいません。
で、神様の実在/非実在という軸と、神様への信仰/非信仰という軸はまったく別に評価されるべきだろう、というのが私のスタンスです。
私は神様は非実在だと思っていますが、それと神様への信仰というのは別物だし、私自身のスタンスもそこに含まれる、と考えています。神様はいないけど神様を信じている、ということです。
神様というものを単なる超越者と表現してもかまいませんが、人間の限界の先にあるもの、つまり人間に限界を規定する基準としての神様の存在です。言ってみれば、「完璧な人間」ぐらいの意味でしかない、と思ってもらっても構いません。超常的な能力なんて持っていなくても、そんなもんいねー、ぐらいの超越者です。
卑俗的に感じられるかもしれませんが、絶対者としての神というものをそもそも必要とはしていない、という前提があります。いわゆる一神教の神様が必要に迫られて絶対者化した*1ような切迫した事情が私にはない、ということでもあります。
とどのつまりは、なにを信じるか、ということでもあり、信じる、という行為には、神格化が含まれる、ということでもあります。


なにが言いたいのかわからないと思いますが、私にもわかりません。
ただ、ファンタジー世界における神の実在は、神が非実在である世界よりも、信仰の形を歪ませる*2んじゃないかな、というのが最近の考えで、その辺についていろいろ調べてたらなんかこんなこと考えました、程度の話です。

*1:異説があるのも知ってますけども、そういう説もある、程度で認識してます

*2:我々の考える信仰とは別の意味を持つ