邪神のインセンティブ

邪神と呼ばれるような、人類に対して敵対的な行動様式を持つ神や、もっと手っ取り早く言えば悪魔と呼ばれるような存在の行動原理におけるインセンティブはなんだろうか? ということをここ数年ずっと考えてきました。
エンゼルギアは、こういった敵の行動原理が単純化されていて、「戦争だからー」とか「お前の国にひどいめにあわされて憎いー」とかでいいのが好みでしたが、慣れてくれば飽きるわけで、刺激が欲しくなるわけです。
そこでまあ、ファンタジーにおいて人間に理解できる範囲で人間に敵対的な行動を取ることによって得るメリットってなにかなあ、ということをつらつら考えていたわけです。
でまあ、結局のところ、人間以外の知的生命体に対する支配権が確立された上で、その勢力範囲を伸張しようとする、ってのが一番わかりやすいんだろうなあ、とか、混沌と秩序の対立図式とか、そういうモデル化しやすい部分に終始していたわけですけども。
信仰の対立という観点からすれば、邪神というのはある意味存在しないわけで、そこらから絞り込んでいったほうがいいかなあ、とか考え中。
当たり前の人間が当たり前に信じている神様が、信じている神様が違うというだけで、当たり前の人間を攻撃する理由となる、というような、どーにも泥臭く生臭い方向性が自分の好みというどーしよーもなさを実感しただけでしたとさ。