個人で活動することの危険性

昨日に引き続き、id:ggincさんへの支援文章、ということで。
どうせなので隠しておきましょうか。


おそらく、TRPGを評価するための枠組み作りというものを、個人主体で進めているようだから、そこには偏見が入ったり、主観的判断が強くなるんじゃないか、という懸念がもたれやすいのではないかと思います。私は別にそんなこたねーだろと思ってますけども、そう見えやすい、という意味で。私にもそう見えてた時期がありました、ってのも含みます。
『ゴッド&ゴーレム商会』の趣旨にも下記のようにありますし。

『ゴッド&ゴーレム商会』は、高橋志臣〔TAKAHASHI=Muneomi〕の文章を収蔵するために設置されたウェブサイトです。

で、あとは客観的公平性を保つための仕組みがわかるようになれば、的外れな批判は減るんじゃないかなと思うんですね。
こういう枠組み作りを、こういう人たちとやってて、自分は取りまとめしてるけど、根拠のある批判はきちんと取り上げてますよー(もちろん自己主張もしますけど)ってのがもちょっとわかりやすかったら、無用ないざこざは減るんじゃないかなと。
まー誰を巻き込んでいくか、って人選問題もあるかと思いますけども、賛同者がいないわけではないと思うので、そういう方向性も検討してみてもいんじゃないかなーと、枠組み整理と関係ないところで労力を取られてるっぽい無駄が気になる私は思います。


おそらくというかただの印象論ですけども、ggincさん自身は、まだそこまで論がまとまっても固まってもいないのに……って段階だと捉えてるのかな? とかも思うんですけどね。他の人を巻き込む前段階として、現状を捉えてるんじゃないだろうかと。
でも私の目線からは、もうそれなりに論考も固まってきてるように見えるし、説得力もあるように見えるから、それが個人の主観で進んじゃったりしたら、それはやっぱり怖いかなあ、っていう風にも見えてます。そんな独裁方向で進めようなんて気は欠片もないだろうなってのは信頼というか理解してますけども。
他人にどう見られてるか、が結局は重要だと思うので、私の私見をそれなりに信じていただけるなら、ちとご一考いただけないかなと。


しかし学会とかよく知りませんけども、研究論文とかは個人で発表してもおかしくないのに、こんな草の根活動でまでそんなことに気を使わなきゃいけないってのはなんか本末転倒ってかアホらしい気もしますな。もちろん学会の場合は、学会という批判装置があるから、それが可能なわけですけども。
やっぱりTRPG学会を作るのが先決なんですかね?(冗談半分)


若干追記
そういえば昔私の書いた文章を思い出したんですが、なんでかggincさんの文章は「べき論」に見えることがあるので、その辺が摩擦を生むのかもしれないとか余計なお節介を。