デウスエクスマキナ
結論はTPO。*1
用語の意味はデウス・エクス・マキナとは - はてなキーワードを参照してもらうとして。*2
定義というか境界の難しいネタで、「きちんと伏線が張ってある場合は該当しない」らしい。ふうむ。そうなると「圧倒的な力を持った人が出てきて最後は解決してくれるけどそれまでみんながんばれ!」という身も蓋もない伏線であってもいい、ということだろうか。ということだろう。あくまでも「デウスエクスマキナ」ではない、というだけであって、物語性とは独立した話であるからには。
ではそう定義して。
「シナリオの効用」という観点から見た場合、ガチな展開ではほぼ出番はない存在なので、そういうセッションは前提から除外します*3。除外しちゃうとなんでもありなんでどんどん曖昧になっていきますが、それはそういうものだということにして、最大の使い道は「PCを死なせないための登場」かなあと思います。シナリオがグダグダしてるときのまとめとしては非常に使い勝手が悪い(名探偵を超えてしまう)ので、さすがにあくどさが目立ちそうですし。
私が使うとしたらたぶんそういう使い方で、登場させるキャラは「そのセッションには参加してないけど誰かの持ちキャラ」で出すと思います。そこでNPC使っちゃうと露骨過ぎてちょっとぐんにょりするし。極力、参加PLのキャラも外すでしょう。そんな気持ち悪いえこひいきできません。
そうなると、あら、妙に使い勝手が悪いんじゃないかしら? というような気がしてきました。
「最強のデウスエクスマキナはPCなんだよ」というのがエンゼルギアだと思うし、それが前提にあるので、改めて語ろうにもしらけてしまうんだな、ということにちょっと思い当たったり。
エンゼルギアは、ロールを楽しみ、PCにPLのやらせたいことをやらせることが目的にできるゲームなので、ご都合主義もなにもあったもんじゃなく、最初からご都合主義で固められているので、伏線なしでどんなやつが出てきたところで、さほど驚かない気がします。
昔はそーゆーゲーム嫌いだったけど、いまはわりと抵抗ありません。たぶん、ガチなゲームバランスとガチなゲーム展開の果てにあるものこそがマンチキン*4なんだとわかったからでしょう。揚げ足を取るゲームにしないためにも、ゆるめぬるめで、締めるところだけ締めるでやっていきたいなー、というのが現時点でのスタイルです。