『永遠の月』

今回は早めのレポートです。


GMは私。PLはid:stelsの人とid:fmoto1969の人。
ショートセッション仕立てだったので、戦闘は組み込まない構成になってました。
そしてPC2の人はとほほな役回りになるのがわかってたので、とほほと言えばこの人! という汚名を着せられているPCをチョイスしました。
ストーリー要約は、「人工知性体萌え」です。嘘です。


PC1:柚月アリス
クラス:ギアドライバー/ミサイラー
PL:¥30
似非関西弁を操るツインテール少女。オジコン。だがマイヤーはまだおっさん度が足りなかったらしい。
終始前向きというか理性的というか楽観的というか「世の中に悪いことなんてないのよ」みたいな発言を繰り返す近くにいたらちょっとうざいかも系なキャラですが、今回のシナリオにはばっちりはまっていたように思います。
ナビゲーターのリリスとラブラブしたかっただけちゃうんかいと小一時間問い質したいところですが、リリスやっててけっこう面白かったのでそれはまあよしとしましょう。AIはなかなか面白いものがある。


PC2:マイヤー東雲
クラス:情報将校
PL:F素
ラビに捕えられた将来の定かではない良家のお坊ちゃん。そのうち食われて死ぬ。
完璧なまでに巻き込まれて冤罪を押し付けられる導入。やってて思ったのは、組織ぐるみで冤罪を押し付けられると、個人では逆転不可能なんだなということ。ええ。救済プランはあったものの、PCがうまく立ち回らないと冤罪は晴らせないということがわかりました。
つーか寝るな。


リリカルなのはを見て、ちょっと思いついたネタがあったので、シナリオの方向性を変えた、という経緯もあったりしますが、基本的には元から決めていた通り、「黒い天使核持ちをデータ生命体化して、戦闘能力に特化させる」という実験にまつわる物語です。なので、シュネルギアも単独で動かせたりします。情報処理と戦闘行動を究極的なまでにプログラム(ルーチン)化することによって可能にした、とかなんかまあそんな適当なロジックです。
基本は悲劇です。誰も救われない物語です。スタート地点が「救われなかった」ところから始まる物語だからです。掛け違えたボタンを直すには、すべて一度外して掛けなおさなければならない……そういう、単純で当たり前な、だけどとても残酷に見えるテーマが骨子にありました。


実験は失敗し、封印された研究体。研究者はそれを悔いて自殺(表面上は事故で処理)とされていましたが、実際には、研究内容の暴露を目論んでいたので、暗殺されています。
自分が暗殺されることは当然の如く予期していた、つまりは暴露などできるはずがないと思っていた研究者は、自分の命と引き換えに、あるプログラムを研究所のメインフレームに仕込み、時が来たら自動的に動き出すように計画を練りました。
今回予告でしか触れられていませんでしたが、基地内で頻発する機械の故障は、封印されたはずの研究体が原因で起こっていたものです。封印とはいっても、シュネルギアに組み込まれた研究体は動けません。しかし、膨大な記憶データを外部化していたために、研究所のメインフレーム内に存在したデータ生命が自己進化を遂げ、本体である研究体を無理矢理に起こしました。
そして、研究者が仕込んでいたフラグをデータ生命が踏んだために、研究者の仕掛けたプログラムが動き出しました。物語はそこから始まります。


というような裏側ストーリーがあったりなかったりです。考証はしてないんで細部があまあまですが、まあ、エンゼルギアはそんな細かい考証して遊ぶゲームじゃないんで、イメージで捉えてください。
そうそう、なんでそんな研究体が瑞穂基地にあるねん、という部分については、瑞穂基地に存在する地下施設に絡んでくる、という想定です。まだ一度も使ってないネタですが。