商業的成功

売るとか買うとか要は儲けが出るかどうかだって意見をあちこちで見ますけども。
関連書籍が「ルールブック」「サプリメント」「リプレイ」「シナリオ集」しかなくて、しかも一人一冊以上買う必然性はなくて*1、結果的に売り上げがあがんない*2って話だと思うんですけども。
そうなると、どこぞで見かけたマルチメディア的な展開、既存の人気作品をTRPG化するみたいなのが、短期的には有効だろうなーとは思います。
ただ、それはより短絡的にTRPG文化を破壊するだろうとも思うので、そういうのに飛びついていないメーカーは誉めてもいいと思います。*3


「結局は売れない=ルールブックを高くするしかない=間口が広がらない=売れない」みたいなバッドスパイラルの構図をどうにかしなきゃってところから始まる話だとは思うんですけども。
人気作家にノベライズさせるとかいうのも、結局は人気作品のTRPG化と同根の問題だしなあ。
エンゼルギアみたいな展開*4がアリかナシかって言えば、ありなんだろうなあ……というのは、「やっていいのはその程度」みたいな意味合いですけども。
まあ、はまった人にしか魅力のわからん「ゲーム」なんてのは、その程度のもんでしょう。

*1:そして発刊ペースが早いわけでもないけど製作には結構な人数が関わってて利益が分散してしまって

*2:あがっても還元しきれない

*3:ちゅうかそういうのはGURPSでやればいんじゃね? と思った。GURPSリリアンみたいに。GURPSは人を選びすぎるから、もっと簡易な、最近の風潮に合ったライトな汎用システムの開発でもいいと思うけど。いやGURPSは好きですけどね、個人的にとても骨の髄まで。世界観いいからデータ系もっと翻訳してよと思うぐらい。原書読むのきついよと思うぐらい。マギウスまでいくと薄すぎて嫌い。

*4:ナイトウィザードみたいな展開でも同様