解決方法いろいろ

セッション中とか、終わってからの反省会とかで、しょっちゅう「どういう終わらせ方にしたいかをまず明確にして欲しい。方法論はその後でいいから」というようなことを言うわけですが。
そうすれば、GMもPLも、その解決方法を模索すればよくなるし、という、「三人寄れば文殊の知恵」じゃないですけど、各人が勝手な絵を描いてクライマックスやらエンディングやらに望んでもまあ大体はちぐはぐにばらけるじゃないかという実体験に基づいての提唱です。
これはつまり、「目的」をきちんと決めていれば、「方法」はなんでもいいよ、ということです。
なんとなくマキャベリ的ですが。「目的のためには手段を選ぶな」ではなく、「手段のために目的を犠牲にするな」なのでだいぶ違います。「こうしたいんだけど、でもどうすればいいかわからないから諦める」なんてのは、狭量な個人の枠にはまった考え方で、かつ、その決断がセッションの成否や満足度にも関わってくるんだから、そもそも一人で悩むということ自体が間違ってます。
まあ、自分の力でやりたいとか、そういう気概もわかりますけど。セッションの結末なんだから、全員で考えるべきじゃないですかね。それで、その上で、全員の望む結末を考えるというのが、理想的な結末なんじゃなかろうかと。


TRPGがコミュニケーションゲームである以上、自由と言いつつもルールはあるし、人間が集まれば派閥だって生まれるし、思想的な対立関係も発生するでしょう。だのに、「ゲームだから」という妥協点を使わずに、なんか諦めたり、引いたり、お互いがお互いに「気ぃ使わなくてもいいのになぁ」とか思ってるような状況が生まれたりする。
なんか変じゃないですかね。
TRP「G」なんだから、もっと割り切って遊べばいいんじゃないかなあと。もちろん、これは普段のコミュニケーションが関係してくるから、「日常と非日常*1の分離」がきちんとできる人たちである、という前提を共通できてなきゃいけませんけども。
まあこれは理性論で理想論です。なかなかそういう割り切りはできません。
でも、やろうとしない限りは、永遠に出来ません。まずやってみることが大事じゃないでしょうか。

*1:ゲーム