『黄泉の大神』

GMは私。PLはid:fmoto1969id:tomato-illid:stelsの三人。
今回、この三人のPLを指名する形でセッションをと思った動機の最大要素は、「この三人がPLだとまあ大体うまくいかないだろう」という予測が事前に立ったからです。私のGM能力の許容範囲を超えていることが予想される組み合わせだったわけです。
それでもあえてこの三人にしたのは、それでもなんとかできなきゃ自分がGMやり続ける意味はないな、と思ったからです。普段、散々えらそーなことを放言しているんだから、他人はともかく、自分は少しぐらい成長していないとダメだろうと。
背水の陣的に提案してみたセッションですが、終わってみれば、大体予想通りの着地点に到達できたし、よかったんじゃないかなと思います。少なくとも自分目標は達成できました。
最近の自分のマスタリングは、時間制約を意識しすぎて、PLに考える時間を与えないことが多くありました。個人的に「考える時間なんてなんぼ与えたところで名案なんか出ない」と考えてるというのがあります。今回も時間はかなーりだらだら進行にしましたが、別に名案が出たわけではありませんでした。
それでもいままでのよりもよかったのは、時間があれば、とりあえず決断が出来るという部分です。可能性を検討した上で決断するか、目の前にある状況と材料で勢いに任せて決断するのか、ではロールプレイがかなり違うということです。私自身は時間をかけてもかけなくても変わりませんが、変わる人もいる、ということを再確認できたという点で、価値あるセッションになりました。
それでももうちょっと回りに目を向けて欲しいなあ。と思いはしたんですが。


PC1:藤堂奈緒
クラス:ギアドライバー
PL:F素
言葉足らずで周囲に誤解されまくったりする不遇なポジションで右往左往してたナイスガイ(女です)。
キャラは立ってるけれどロールが立ってないので「こいつ大丈夫なんかいな」と(私に)いつも思われている人。
今回も男前っぷりが光りました。こいつはナビゲーターの伊音を篭絡する気なんだろうと確信中。というかここまで色恋に縁がないキャラも珍しい。
見せ場は椅子破壊。クラッシャーすぎる。


PC2:北条沙乃
クラス:ギアドライバー
PL:ill
特になにも仕掛けたつもりはなかったのに気がつけばダーク路線に取り込まれていた押しに弱い人。君にとっての武ってなんだ。
約束するけど果たせなかった、が毎回発生している気がしつつ。前回は学校だったか……別に約束はしてなかったな。でもそんな印象。
見せ場でテンションが盛り下がってることが多いからはっちゃけられてないんじゃないだろうかと思った。


PC3:アルフィー
クラス:完全機械化兵
PL:¥30
完璧に空気読めない子。PC的にはいいけどPL的にはいかんと思うよぼかぁ。
空気読めてないのに空気読もうとしてる風のロールになってたのが一番の問題点のような気がするけどそれはPLの状況を直に反映していただけなんじゃなかろうかという気もする。
もうちょっとこう、流れを意識したほうがいいんじゃないかと。瞬間瞬間では状況把握できてるけど前後の状況が加味されてないから空気読めてない感じになってた気がする。


ストーリー的には「ほら、黄泉の国と不老不死と不死の兵隊ってベタなネタでしょ?」です。
神界という単語を出しつつそれについては一切説明をしていなかったんですが誰からも突っ込みが入らなかった気がする。一応「天界の門の向こう側」とは言ってたけど。まあ突っ込まれても解説用意してなかったけど。
詳しい設定については後日まとめますといったところで、今回の情報の肝は「黄泉の国」と「天使核からの人間の再生」です。この2つの技術の集大成が本編に繋がる、と。
適当なこと言ってますが別になんも考えてません。まあなんとかなるだろうとかそのぐらいのことしか。
なのでフレキシブルに設定が増えたり変わったりすると思うんで、好き勝手やっていいですよ、ということで。
沙乃とかもうどこに行くんだかさっぱりわからない。


追記
奈緒の中の人とアルフィーの中の人に助言。
「この場でこのキャラならこう言う」に終始してる気がするけど、「この場でこのキャラがこう言ったら周囲はこう反応する」というところまで考えてロールすれば、現状の課題(私が押し付けてる課題)は解決できると思います。
沙乃の中の人は意識してるけど周囲を動かせてない気がするので、精進してくださいって感じです。これは周囲の状況読み取り能力にも依存するんで本人気をつけても微妙ですけども。