『終わらない恋』

GMGM休止月間のはずの私。PLはid:hiltの人。
『間違った恋』が前編で『終わらない恋』が後編なので、前後編をほぼ連続でプレイしましたが、気がつけばトータルで7時間ぐらいかかってます。GM:PLが1:1なはずなのに……*1
ま、それはそれでよかろ。
話の要約は「どうにもならないことが世の中にはあるけど偶然に必然を見出すのって人間性なのよね」です。


PC1:黒根真智
クラス:ナビゲーター
PL:ひるとん
萌えー。*2
前半で仲良くなった新人ナビゲーターとの蜜月(?)、そして破局(?)みたいな展開に首までつかってアップアップしながら熱いロールをぶちかましてました。こういうの好き。
最終的には親友になったはずの人とお別れしなきゃいけなくなって、しかもお別れしなきゃいけない理由が全然納得できなくて、でもその理由はお別れしなきゃならない人にとっては絶対的なもので……というようなジレンマの中、決断を下すのではなく決断を押し付けられたことにも気づかずそのままいっちゃうあたり大好きです。


前編では日常中心の描写だったわけですが、後編ではそうした日常が実は陰謀の一部でしかなかったんだよ! という展開に。これは目論み通りだったんですが、PLの許容量限界ぐらいまでいってたようです。まあこれは前編と後編の落差ではなく、単純に熱血ロールの影響だと思いますが。
そんなわけで前半はレズレズな蜜月関係だったナビゲーター二人組も不意の事故でお別れをしなきゃいけなくなってしまいました。が、未練たらたらなので、また出てきます。
以前のエントリでも書きましたが「決断は決断が可能な瞬間が訪れた時に下される」ものなので、例えば殺人行為も「殺人を行おうとしている時に殺人を実行可能な状況が訪れた場合殺人が実行される」と散々説明してきた挙句に「でも事故で死んじゃうこともあるんだよ」という理不尽な展開になったり。
ただこの理不尽展開は逆説の説明でもあって、「たまたま殺人可能な状況が訪れた時に起こった偶発的な事故」は殺意の逆生成、つまり「殺人という結果が突きつけられた状況で殺害意図を持っていたことにしてしまう」というようなパラドックスは発生するかどうか、のサンプルケースでもあったんですが、結局人意ではなく天意に責任転嫁することで自己正当性を保つという流れになりました。
実はこのあたり、事前には決めてなかったんですね。「殺しちゃった」にしようか「死んじゃった」にしようかは最後まで決めてなくて、PLのロールに合わせて妥当と思われるところに落ち着けてみました。実際妥当だったかどうかは別として。
こういう葛藤ネタは個人的には大好きですが、PLを選ぶよなーとかいう以前にセッションでやらなくてもいいよなーと思ったりもします。でもやります。それが私のジャスティス。

*1:いままではもっと短く終わってた

*2:もうやらない