限定的健忘症

これ(DDD (小説) - Wikipedia)を読んで思ったんですが。


昼間の出来事を夜になると忘れて、夜の出来事は覚えている、という脳があった場合。
昼間の出来事は脳内のシナプス結合に影響を与えるのか与えないのか、与える場合、記憶には残らないのに思考回路だけ更新された状態で残るのか、とかそういうのあるのかなあ、と思ったけれど、そういや考える領域と記憶する領域って違うんだっけか、と思ったりもした。いや、だからこそ起こりうるのか?
「記憶には存在しない出来事」によって「思考回路が変化」したとしても、それを「自覚する」ことなく「変質した自我」だけが残される。
シュールだけどホラーだ。