ひとつのネタのふたつの側面

いま書いてる話と関わる話ですが特にネタバレというわけでもないので整理的に。
「ある出来事」に「当事者」と「それ以外」がいる場合、「当事者」と「それ以外の人」では、「ある出来事」の意味合いが変わるのは、特に説明するまでもないことだと思います。
「ある出来事」が「身内の不幸」だった場合、「当事者」にとってはその出来事は「家族を失った悲しみ」なわけですが、「それ以外の人」にとっては、「当事者が家族を失った悲しみ」に置き換わるわけです。それは「それ以外の人」にとっては、直接的に悲しいことというわけではないと。
「主観者」と「客観者」という表現でもいいと思うんですけども、この認識のずれをうまく活かすことができると、シナリオが私好みの方向にひねくれていきます。いわゆる煮え系に。
逆に「客観者」の位置に立つPCがそこんとこをうまく把握して「ずれ」てくれないと、うまく回んなかったりするのが難点というか弱点でもあるんですけども。