活動水準の設定

最初の話に戻るわけですけども、自分たちのやっていることを踏まえた上で、商業リプレイを見た場合、「とてもじゃないけどここまでのことはできない」と思うかどうか、というのが、セッションでのスタンスというかスタイルにも関わってくると思います。
野球はプロ野球とかアマチュア野球とか高校野球とかまあいろいろなレイヤがあると思うんですけども、TRPGというのはそこまで明確な階層というかプロとアマチュアの差というのはないというのが私の持論です。
マチュアにもプロのようなことができる、ということでもあるし、プロもアマチュアのようなことをやっている、ということでもあります。
なので、プロとして、商業的に活動している人たちを見て、そこに壁というか、隔たりを感じる、というのは私にはないんですけども、もしそういう隔たりを感じる人がいたとしたら、それは私とは一緒に遊ばないほうがいいと思います。
で、重要なのは、「もう私は君たちと遊びたくはない」と、まあこの場合は私が言った場合になりますが、そう言われた時、「まずい」と思うか「しょうがない」と思うか、という違いが大事だよね、という話を昨日こくりんとしてました。
私とかこくりんは(相手の技術水準にもよるけれど、それが一緒に遊びたいと思える仲間であるなら)「まずい」と思うタイプです。で、ここで「まずい」と思うタイプの人と、「しょうがない」と思う人は、相容れない、と私は思ってます。私は基本的に去る者は追わないというか追うからには追うための労力を掛ける価値のある人しか追わないですが、追う価値のない人に対しては「しょうがない」とすら思わずに「あ、そう」で済ませます。ニュアンスが曖昧ですけども、こう言っちゃなんですが、価値のない人には、価値がないんです。
それは単純にスタイルとか流儀の違いでそうなるだけの場合が多いだけで、技術レベルとは根本的には関係ないと私は思ってます。上手くたって反りの合わない人は合わないし、そんな人とがんばって同卓して疲れる気もありません。
プロのやっていることだから「正しい」とか、アマチュアのやっていることだから「間違っている」とか、そういう基準がないのがTRPGです。一つの指標にはなっても、絶対的な基準にはならない以上、他人と比較することがそもそも間違っているとも言えます。
でまあ話が混沌としてきてますけども、私が言いたいのは、「自分はこの程度しかできない」ということを考えるから商業リプレイとかを見て「ここまでのことはできない」と思うだろう、ということであって、その制約は、他の誰でもなく自分で作った壁に過ぎないということを言いたいわけです。
そんなに壁が大好きなら一人で壁打ちでもしてればいいんです。そのためにプレステなりwiiなり×箱なりがあるんですから。