楽しもう

心構えの話なんですけども。


「楽しもう」という受身な考えが、最近あんまり好きじゃなくて、「楽しませよう」という攻め気な考えのほうが好ましいと思うようになってきてます。
というのも、「楽しもう」の真髄は「自分が楽しければいい」にあって、周囲を置いてきぼりにすることが多いなあ、と感じることが多いからです。他人もそうですが自分も含めて。
「楽しませよう」という提供者側の気持ちにいると、わりと状況を冷静に見ることができてて、ついつい「俺のキャラTUEEEEEEEEE」な演出をしちゃったとしても、それに気づくことができると思います。でも「楽しもう」としてるだけだと「俺のキャラTUEEEEEEEEEEE」で満足しちゃって、それをどうとも思わないで進行する、と。
やってる人的には大差ないですけど、周りの人としては大違いです。


「セッション中に客観的に自分を観察することができる」というのは、訓練でなんとかなることもあれば、素質としてそういうことが得意な人もいて、原理はいろいろあるんですけども、ともかく、それができる人がうまい人*1だと思います。
それはつまり、「自分のやりたいことを説明できる」ということであり、「誰かがやっていることを理解できる」ということだからです。端的なコミュニケーション能力でもあり、現実的な協調能力の表れといえるでしょう。


そうなれたらいいなあ、なんて思いながら、日々修行中です。


追記
「我を忘れるほどのロールプレイがイイ」という人からしてみれば異星人な意見でしょうけども、正直、ソロプレイならまだしも、普通のセッションで「我を忘れるほどのロールプレイをする*2」ってそんな人と同じ卓を囲みたいですか*3と思うので、個人的には眉を潜めつつ逃げ出します。
ロールプレイに集中することがいい悪いということではないですよ。ロールプレイしかしないのは性に合わないです、ということです。
それならSSでも書いて存分にやればいいんですしね。私みたいに。誰にも迷惑かからずにやりたいことをさせられる最強の方法だと思ってます。
読む人のことはまあ、考えてもしょうがないんで、考えません。いるのかどうかも不明なのに、考えてられませんですわ*4
セッションをやるからにはPLとPCというレイヤをうまく使いこなしましょうよというのが私の前提です、というのは前から言ってることですので、詳しくは割愛。

*1:GMとかPLとか限定せず

*2:その勢いで周囲は置き去り

*3:囲んで楽しいのかなあ

*4:読んでもらうことが目的じゃないこともあるわけだし