『正しい戦争』

GMは私。面子は id:kokkuri id:fmoto1969 id:stels のお三方。*1
このシナリオはそもそも、「PCが死なないな」「存外に死なないな」「死ぬべきなんじゃないか?」「そうかもしれない」「そうだ死ぬべきだ」「では死ぬことにしよう」というよくわからない会話の流れで、PC2が死亡することを前提として構想されたシナリオでした。
が、シナリオを書いていくうちに、どっかいきました。*2
PCが死ぬことを極端に避ける私にそんなことができるはずもないのさーあははーと開き直っての開催です。
やってみれば、計算外で死に掛けた人がいたんですけどね。2人ほど。


PC1:希凪和音
クラス:ギアドライバー/シューター
PL:こっくり
熱血分が足りないよ!? と微妙な距離感を測りつつの進行になったのは、たぶんシナリオの構成のせい。開示される情報が少ないのか、中身の問題なのかはさておいて、PLはともかく、PCは置き去りで進行してしまったなあ、と思わずにはいられません。
最後には必死になってフラグ回避しようとするも猛追にあって撃沈した感は否めない。げに恐るべきは男殺しか。
和音はそういう意味も含めて今回一番の被害者なのかもしれない。なんてことを思った。


PC2:藤堂奈緒
クラス:ギアドライバー/フェンサー
PL:F素
はっちゃけキャラ! と事前に聞いていたしキャラシートでもそのようになっていたけれど、いざ蓋を開けてみると……?
そのせい、ではないだろうけど、終始落ち着きテンション。やはり狂犬エミールばりのテンションが欲しかったような気がしないでもなく。これは先入観のせいですが。
最後に和音のフラグ回避を鮮やかにスルーした荒業を見せる。これで和音も二股フラグゲットというのがもっぱらの噂です。
いいのかそれで。


PC3:ラユンヌ=ヘクセ
クラス:情報将校
PL:¥30
パペット使いの情報将校。本体が黒子。ヴィジュアル的にはかなりアレゲなはずなのに、基地の面々には普通に扱われていた。慣れられている?
本来もっと際物に扱うべきだなあ、と思ったんですが、それをやると、ただでさえ少ない絡みがさらに減ることが容易に想像できたので、やめておきました。
終わってみると、それでもそうやって扱ったほうがよかったのかなあ、と気になりはします。出番の多少ではなく密度で判断するべきだったか。


前回の反省?により、NPCにシナリオヒロインを配置した場合、PCにスルーされるとなんか救いがないというか、救われようがない展開になることがわかったので、PCにシナリオヒロインを混ぜ込んでみるという実験作。
目論見自体は成功でしたが……別の部分でのシナリオ構成に問題が出てしまったというのが正直なところ。
ストーリー上、シリアスな展開になって然るべきで、実際、シリアスな展開になったんですが、シリアスな展開になると、こう、息抜きができない、ということがわかりました。
というのも、PLも無茶がし辛い、GMも無茶を勧められない、ストーリーに添った展開しか許容されない空気の中、ストーリーに添った展開が続いた結果、あまりにも吟遊詩人的な展開になりました。
これはいかんなあと。これはゲームなんだから、そしてエンゼルギアなんだから*3、スカッとして終わらないといけない。バカをやって、反省もしたりして、それでもラストはオチがついてる、そんな流れが理想じゃないのかと、そう思うわけです。
理想は理想で、とりあえずそういうビジョンを持つ、ぐらいのシロモノですけども、今回のセッションは、終了後の爽快感、スカッと感があまりにも欠如していたように思えます。私が煮え切らなかっただけなのかもしれませんが。
ストーリーとして、今回のシリアス展開は十二分に期待に応えてもらった結果です。それは間違いありません。
しかしセッションとして考えると……どうにももやもやが残ります。
セッションて難しいなあ。と考えることしきり。
まあ次回以降への反省として活かす方向で……


参考情報
「正しい戦争」 - TRPG履歴
「正しい戦争」(2) - TRPG履歴
「正しい戦争」(3) - TRPG履歴
「正しい戦争」(4) - TRPG履歴
「正しい戦争」(5) - TRPG履歴
「正しい戦争」(6) - TRPG履歴
「正しい戦争」(7) - TRPG履歴
「正しい戦争」(8) - TRPG履歴
「正しい戦争」(9) - TRPG履歴
「正しい戦争」(10) - TRPG履歴

*1:PC順

*2:いきました。じゃない

*3:この観点には多分に先入観と偏見が含まれますが