感覚的な突っ込み

TRPG話からはちょっと逸れるのかもしれませんが、私がよくIRCでやってる他人への突っ込みについてです。


一般常識と呼称されるものの基準は常に曖昧であるため、場ごとに最適化された常識という形で整えられていくものだと思います。なので、多種多様な一般常識があって、それが正解という一般常識はありません。どれもが一般常識であり、一つの価値観の基準です。*1
これはおそらく場の最大公約数に近い形を取るんだと思いますが、場を構成する個の意識とはまた違った価値観を形成するので、その場に所属していながらも場の常識化したものに対して違和感を感じることは出てくるんだろうし、出てきて当然だろうと思います。
感覚的な突っ込みは、そうした個人の常識と場の常識の違和感から発せられるもので、場の常識が間違っている、あるいは個人の感覚が間違っているという前提に立ったものではなく、個人が認識している常識と場の常識に差異があるため、うまく理解できない、という状況で発生します。
なので、語尾に必ず「それってどういうこと?」がついて回りますが、それ自体は発言には含まれないので、なんか誤解を生むんだろうなあ、というようなことを昨日思いました。


別に責めてるつもりはないんですが。そう取られることが多いようで。これは口調の問題もあるんでしょうけども。
最低限、ルールブックに準拠してもらいたいなあ、というのは、それが誰もが納得しやすい最大公約数の象徴だからです。
あときちんとルールブック読んでくれないと、誰でも簡単に暴走しちゃうので、ルールブックというブレーキをきちんと使って、無理のない設定出しをしてもらいたいな、というところです。
独自設定がある場合は、これは必ず事前に他人と摺り合わせをしておく必要があります。最初からバーンと場の意志に任せて投げてもいいんですけども、そのやり方だとまず普通に批判されます。勝手に設定作ってる部分があるんだから当たり前の話です。
それをやってしまうと、キャラを作ることに萎縮してしまうことになると思うので、ある程度信頼している相手にまず確認を取ってみて、いけそうなら場に投げてみるのがいいんじゃないでしょうか。それなら確認した人も援護してくれますしね。
ま、この辺は処世術ですが。

*1:「一般常識」と「常識」の区別は、それを常識として利用している母集団の規模に左右されるもの、とします。どのぐらいの規模からわかれるのかは特に考えてませんが