キャンペーン ForgetDays(1)

シナリオ概要


ある黒い天使核持ちの少年がいた。
少年は黒い天使核のことなど知らず暮らしていた。
ある日、少年は交通事故にあった。
少年は植物人間状態になり、回復は絶望的だった。
治療の中、少年が黒い天使核持ちであることが判明した。
病院から連絡を受けた軍は、調査員を派遣し、黒い天使核を確認した。
調査員は、少年の回復は絶望的であり、人間戦車に乗ることは出来ないと判断した。
軍は、少年のクローンを作り、黒い天使核を移植することで、問題の解決を図った。
そこで別の問題が持ち上がった。
調査員が少年の身辺について調査を進めると、母親は統一帝国系の人間であり、父親がどうも軍の高官だった可能性が出てきた。
その高官というのが、よりにもよって総統である。
もとより植物人間なのだから、クローンを作ってしまえば、オリジナルになど意味はなかったが、総統の息子となれば利用価値があると判断し、軍はオリジナルの少年の治療を表向きは続けることにした。
植物人間として眠り続ける少年の母親は、軍から正体不明の援助を受けることになった。
援助の代償は、少年の出生の秘密について、軍に細大漏らさず報告し、それに関して一切口をつぐむというものだった。
取引は成立し、少年は完璧な植物人間となりながらも、生き続けることになった。


一方、クローンとして作成された少年は、まったく別人としての記憶を植え付けられた。
軍人の家庭に預けられ、義父母を実父母として信じ込み、幼年兵としてエリート訓練を受けることになる。
少年は優秀な成績で訓練を終え、ギアドライバーになるため、瑞穂基地に配属される。
自らのオリジナルが存在し、まだ生きていることは知らない。
オリジナルの母親が存在し、自分の母親は存在しないということは知らない。
時折、少年に少年自身の声で話しかける何者かの存在がいることは意識していた。
それがなんなのかわからず、少年はそれを無視し、忌避していた。


物語は、少年のクローンが瑞穂基地に配属されるところから始まる。

というようなショートキャンペーンを考え中。
キャンペーンタイトルはForgetDaysで、各話タイトルとして『夢見る頃を過ぎても』と『忘レナ草』〜forget me not〜ぐらいを考え中。
2話か3話ぐらいになるんじゃないかと思うけれど、この辺は展開次第なところがあるのでなんとも言えない。
クローンの少年が、どうしてもオリジナルの少年に会わざるを得なくなる。そういうシーンを描きたいというのが、このシリーズの目的になります。
ただ、この辺が全然煮詰まってません。自分にオリジナルが存在したとして、クローンの少年がそれに会いに行きたいと思う、それはいいんですが、どうやってオリジナルの存在を知ることになるのか、その部分がさっぱり決まってないわけです。
なので、こんなギアドライバーをやってみたい! というPLがいれば、ネタ出し含めて協力してくれないかなあ、とか。思ったり。


基本は3PCか4PCで、このギアドライバーの少年と、情報将校(オリジナルの少年を調査した調査員)の2PCは常時出演、残りの枠は別の人で適宜、という感じで考えてます。
この情報将校のキャラクター付けによって展開が変わる部分もあると思うので、最終的に事前募集するのは、
・PC1/ギアドライバー(種別問わず)
・PC2/情報将校(統一帝国所属)
の二名分になります。


やってみたい! という方がいれば、コメントつけるか、IRCで連絡ください。
ただし、ある程度はネタ出し協力をしてもらうことになるので、そういった部分も含めてやってみたい方に限定させてもらいます。骨子しかないんで、キャラクター設定やストーリー設定のディティールは自由になる分、構築が大変な面はありますが、やりがいは保証します。
展開するとしたら、4月に入ってからになります。
また、他のシリーズの展開もあるので、実際にどうやって展開するか、はまだ未定です。