行為可能性としての逸脱

要約しますが、「行為可能である行為」は、TRPGにおいてはシステムごとに差があります。いわゆる行為判定ルールによって各々規定されているわけです。
これら「行為判定ルールから逸脱することが可能であると予め想定されているシステム」と、「行為判定ルールから逸脱することが不可能であると規定しているシステム」では、「行為判定ルールからの逸脱行為」にも差があるわけです。
なにが言いたいかと言うと、前者に含まれるエンゼルギアのようなシステムよりは、後者に含まれるGURPSのようなシステムのほうが、個人的には好きなんですが、物語的演出というのは、逸脱行為によって色合いを鮮やかにする(魅力的になる、ということではない)効果があるとも思うので、なかなか逸脱の扱いというのは、ルールを考える上で大変なものだなあ、ということです。
舞乙TRPGは、実は後者に属するシステムです。いま別のシステムも考えてるんですが、それは前者に属するシステムにしてみたいなあ、と思っています。