TRPGは消費財化してる?について

なんか反応が多かったので、適当に補足します。
別に深い考えなんてなにもないんですけど、私はTRPGというのは「公式が提示した大雑把な設定を崩さない範囲で、各コミュニティ(サークルとか)でローカルな設定及びルールを追加していくことによって独自の世界観を作っていく」ものだという認識があって、そういう遊び方をするべきだ、とも思ってます。
(これについては、各コミュニティごとの設定をきちんとまとめていかなきゃいけないので、それをコミュニティ内公知する手段とか、いろいろな部分で情報の共有化をフォローすることを考えなきゃいけない、ということにも繋がって、管理コストの上昇を招きますが、それはさておき)
なので、FEAR、というかエンゼルギアの、「いやそれ戦争にならないから」とかミリタリ好きから見たら突っ込みどころ満載な設定も、そういう遊び方を前提に考えると、「じゃあどうしてそういうおかしな状況がこの世界では発生しているんだろうか?」ということをみんなで考えるポイントにもなったりするので、公式情報が詳細じゃないというのも、そうした遊び方から見れば、好ましかったりもします。
(この辺は私が自分のフィールドを構築するのが好きだからでしょう。他人の土俵で遊ぶのは嫌いじゃないけど、それはPLとしてであって、GMとしては自分の土俵を作らないと遊びきれないのです)


で、そういうスタンスからすると、「テクスチャの張り替えだけである程度シナリオとかの転用が可能な(ように見える)」FEARのシステムというか主流っぽく見える遊び方というのが、あんまり好きじゃないというか、別に他ので同じように遊べるようなことをやろうと思わないというか、要は独自色が強いのが好き、という話なだけです。
(SRSについては、また別の感想もありますが)
別にテクスチャという考え方とか、そういう演出とか、そういうのを否定してるわけじゃないです。私は別に面白いとは感じないというのと、それが主流になったら遊ぶところなくなるなあ、と思うだけで。
実際には各システムについてあんまり詳しくないですけど、ネットで散見される評価を見て、「ギミックとか似過ぎてない?」と感じていて、それは流動性は高いけれど個々のシステムは時代の流行を反映する機能だけを求められて使い捨てられていくだけなんじゃないかな、と思ったので、「TRPG消費財化してる?」と思ったけれど、まあ別に元からゲームだからそういう性質は否定できないよなあ、と思い直した、というだけのお話です。