ゼロの使い魔

土日で11巻+外伝まで読んだんですが、普通に面白かったです。
ちょっと展開遅くないかな? という気はしないでもないですが、15巻ぐらいで終わりそうな流れではあるし、まあこれはこれでいいかな、とか。
どうやら主催は普通に面白いと思っていたらしいですが、中盤あたりから世間受けしなくなった、という世情を鑑みていたようで。まあ、そうかもな、とも思いますが。
私はてっきりぬるぬるのハーレム小説だと思ってたんですが、実際には国家の特色とか国家間の関係とかもきちんと考えられている造りで、なおかつそういう背景設定をあっさり出すに留めて、作者が書きたいことを書いているようだったので、変に安心なんかもしたりして。
それなりに作りこまれている背景情報をあっさり出すだけで物語全体をきちんと進められているのは、なかなか巧みだなあ、と思ったりしました。