おっかない

生かさなくてもよい命があると『生と死の倫理』は言う〜反論は意外に難しい… (超ビジネス書レビュー):NBonline(日経ビジネス オンライン)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20080225/148017/?P=2

特に気になったのがここの部分。

 明快な著者の理論、何かに似ている気がしていた。市場の理論である。「利益を最優先する」という極めて単純なルールを、著者は生命の扱い対しても何の躊躇もなく当てはめたのだ。しかし、市場主義には歯止めを失ったとき暴走してしまう運命がある。生命をめぐる功利主義は、この点も似てしまわないだろうか。

市場原理的な動作がそのまま適用可能だとした場合、「生命のバブル崩壊」みたいなことも起こるのかなあ、と考えてぞっとしました。それこそが(表面上は)第二次世界大戦時の優生学という形で現出したのかも、とか。
それはこわい。