レスはジャンケンの後出し

NBonlineの記事を読んでの感想です。
でまあ、それ自体はどうでもいいことです。後出しについて自覚的であるかどうかは私にとっては重要なことですが、そんなのは些細なことです。
PLというのは、GMに対していつも後出しでジャンケンをしているようなもんじゃないだろうか、と連想したのが本題です。


PLというのは、GMに与えられた情報に対して反応を示します。それはルールや世界観の範囲内で、なにをしても許されています。それ故に、超強力なNPCやモンスターに対して、勝利を収めることができます。
そして、ルールや世界観の範囲内でという一点において、GMが出すことのできる超強力なNPCやモンスターの性能は制限されます。もっといえば、PLにも理解できるものになります。そのために、結果的に情報を吟味することのできるPL=後出し者が有利になります。


もちろんこんなのは詭弁です。GMNPCやモンスターの超強力な能力を隠蔽することも可能だからです。それがフェアではなかったとしても、フェアプレイ精神は(実際的には)TRPGには参加者の数だけ存在する不毛なものです。そしてフェアプレイは、誰からも要請されはしません。
それでも、GMは公明正大になんの隠し手もなしにセッションしたほうが、負荷は少ないし事故も少ないんじゃないだろうか。なんてことを考える今日この頃。
事故防止の観点だけから考えるのは不毛ですけどね。