ボードゲーム分の不足

人生ゲームとかモノポリーぐらいしかやったことのない私ですが、そうした過去の経験を踏まえた上で、TRPGに対してゲーム的な切り口を見つけるには、圧倒的にボードゲーム経験が足りないなあというようなことを最近思っていたり。
ボードゲームは手続きが厳密化されたTRPGと捉えることも可能だと思います(ボードゲームTRPGだという話ではないですよ、念のため)。感覚的には、TRPGのテーブルトーク部分と、CRPGのコンピュータ部分が適度にマッチングした形態、というものです。


和マンチ推奨論になってしまうのかもしれませんが、ゲームのゲーム的部分、アルゴリズムであるとか最適戦略であるとか、そういった部分を理解して初めて、ゲーム性を無視できるようになるんじゃないだろうか、と思ったのです。
言ってみれば、取捨選択です。「このゲームは、こういう目的だから、こういう遊び方はしなくていい」という割り切りです。してはいけないということではなく、共有された目的に対しての(目的の成立を阻害する)禁じ手を理解する、ということです。


たとえば「ロールプレイ重視で遊ぶ」となった場合、「細かな数字にこだわる」のは禁じ手に近くなります(環境によっては両立しますが、うちのサークル環境ではしません)。逆に「(オンラインセッションだから)細かい数字にはこだわらない」場合は、「ロールプレイ重視で遊ぶ」となるかもしれません。
トレードオフのバランス感覚を身につけるには、ボードゲームがいいんじゃないだろうかと考え中。ボードゲームならなんでもいいってことにはならないし、それは教育論にも結びつきそうな感触もあったりしますが。