抽象化システム

遊び方に応じて抽象化レベルを弄れるシステムがあってもいいんじゃないだろうか、ということをふと思い立ちました。もちろん選択の手間はあるので、標準仕様はこれよ、みたいな取り決めをしておくのはありだと思うんですが、場合によっては他の使い方もできるのよ、みたいな扱いをするのはありじゃないかと。


基本的には、抽象化レベルが下位のものの要素はすべて含んでいます。
大雑把に説明すると。

抽象化レベル1:キャラクターを表現するものはレベルだけ。あらゆる判定をレベルに基づいて行う。レベル+2D6とかそういう感じ。

抽象化レベル2:キャラクターを表現するものはレベルと3種類以下の能力値のみ。技能は存在しない。レベル、知力、体力、時の運、みたいな感じ。

抽象化レベル3:標準的なゲームシステムにかなり近似してくる。レベルがあり、クラスがあり、能力値の種類も増えてくる。技術的なものはクラスで表現するので、クラスを取得することによって複数の行動が可能になる。戦士とか盗賊とか魔法使いとか、そのぐらいざっくりした分類がクラス。マルチクラスは基本的にない。イメージとしては初期のD&Dに近似している、かな? 知らないけど。

抽象化レベル4:クラスではなくスキルで表現するようになる。武器の取り扱い、罠の取り扱い、魔法の取り扱いがスキルとして表現されるので、(表現としての)戦士が武器と魔法を同時に使ったり、魔法使いが罠に詳しかったりするのを、スキルで表現する。マルチスキル(クラス)が基本になる。イメージとしてはアリアンロッドに近似している、気がする。やったことないけど。

抽象化レベル5:スキルがさらに細分化され、専門化される。剣のスキルと斧のスキルは別、とかいう感じ。イメージとしてはGURPSに近似している。GURPSで能力値をさらに細かくした感じ。

抽象化をメインに据えたシステムということで。
うん、まあ、逆に煩雑な気もするけど、遊び方に柔軟性を持たせるという点においては、ありじゃないかなあ、といういまんとこの感触と構想。