「鬼ガ嗤ウ」（２）
グッドエンドがない件について。
シナリオのメインNPCの依存するものがPCである場合、私は必ずグッドエンド分岐を用意しますが、メインNPCの依存するものがNPCである場合、私はグッドエンドを用意しません。
今回のメインNPCは、そういう意味で、PCには依存していないので、メインNPCが生き残るようなグッドエンドは用意しません。
まあ、たまにはそういうのもいいんじゃね？ というのもありますが。
最近、ずっとメインNPC生存が続いてますしね。NPCが増える増える。
今回のテーマは科学者の妄執であり、破綻した論理であり、破れかぶれな救済、なのです。
科学は人を救うのか？ 人は科学に救われるのか？
科学がもたらす救いの功罪とは？ そもそもの、救いの価値とは？
人は死ぬでしょう。遅かれ早かれ、それは間違いありません。
選べるとしたら死に様ぐらいで、それを選んだ瞬間、どう生きるかも決まります。
逆説的には、生き方を選べば死に様も決まるのです。
このシナリオのテーマはそこにあります。なので、メインNPCが死なない、というストーリーは、最初から除外されているのです。
