利用される立場であるPC

ヴィヴリオを超える指揮官でもない限り、戦場の駒としての立場を強制されるのがミリタリのPCになるわけですが。
ふと、最近のセッションを振り返って、PLはその辺をどの程度意識してやってるんだろう? と思ったり。
ギアドライバーが特殊な立場にあるのは前提としてありますが、どんなわがままでも通るわけでもないし、やりすぎればなんらかの事故に巻き込まれたことになって暗殺される……というのは、至極当然の前提としてあると思います。*1


この辺の考え方というか、線引きは、いわゆるリアリティという言葉に帰結するわけですが、私がリアリティに一定以上のこだわりを見せているのは、いわゆる"常識"という共通解を、行動の前提に据えたいと考えているからです。
もちろん、ここで言う"常識"は、無条件に存在するものではありません。私の環境でいえば、"サークルにおける常識"を、メンバー間で手探りして構築していくもののことです。常識を構築する際のわかりやすい基準としてのリアリティ、これはミリタリのリアリティではなく、日常生活的な意味でのリアリティです。なので、各人で違うリアリティを持っているのは当然ですが、それをすり合わせて、「この場ではこれをリアリティとしましょう」という、それこそサークルという場における仮想現実を構築していく作業になります。
なぜそんなことを考えるのかといえば、セッションごとに「今回のセッションはこういうスタイルで、こういう行動までは許容されるけど、こういう行動はダメだから」なんていちいち説明したくはないからです。説明するほうも聞くほうも煩雑ですし、そもそもそんな説明をしたところで補足事項に漏れが出るのは明白です。
そういう無意味な事故を防止するために"常識"を共有したいと思いますし、"リアリティ"を念頭に置いています。
サークルという環境下では、ですよ。あくまでも。

*1:ミリタリをフレーバー解釈している場合はその限りではありません