システム領域とユーザ領域

不毛を通り越して無駄で喧嘩売ってるだけなのかもしれませんが、自己弁護と自己主張のためにも今回は反応しておきます。

はてなブックマーク - システムの乱立と標準の不在 - TRPG履歴
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/standby/20080723/p1

2008年07月24日 nakamz TRPG 「バックグラウンドで複雑な処理をする」のも人間なんですが、TRPGの場合。


システムが処理する領域と、ユーザが処理する領域を、あえて区別しないことにどれだけ意味があるのかさっぱりわかりませんが、ルールというのはシステムで、システムがユーザ=人間が処理する部分を代わりに処理するから、システムなんて複雑なものが成立するんですが、その点を理解していただけてますでしょうか。それとも全部ユーザに処理させてるんだぜいまのTRPGはってご主張でしょうか。意味わかりませんが。
Wordで簡単にワープロができたとしても、ユーザが入力する文章を考える手間は変わりません。で、「Wordっていままでのワープロより簡単に操作できて便利だよね!」って話をしてるところに、「文章を考えるのは大変なんですけど」って言われても、困ります。会話成立してます、これ?
Officeというスイートは、大体の操作を共通化させることによって、ワープロ表計算も比較的容易にしていますが、そうしてシステムのコンポーネントを共通化させないとTRPGも遊びづらいんじゃね? って話なんですけども。


ルールがあろうとなかろうと、TRPGの本質には違いはない=ユーザがやることは一緒、ってことなら、そりゃそうです。ルールなんてのは、参加者の意識を同調させるための道具ですから。最初から参加者間でなんらかの合意が得られているのなら、ルールどころか判定だって必要ありません。口プロレスだけで遊んだってそれはTRPGなわけですから。
参加者の意識を同調させやすい仕組みを、システム=ルールとして提供する必要があるんじゃないのか。そのためには、システムを共通化して、ユーザ間・システム間の連携をはかりやすくしたほうがいいんじゃないのか。しかしそうした複雑な技術的背景をユーザは意識せずにシステムを利用できるようにする必要があるんじゃないか。そういう提起です。
判定ルール、がなんのためにあるのか。同じ手順を踏めば、簡単に誰でも同じ処理をすることができるようにするためにあるんですけど。そして、たとえばPLがPCにどういう行動をさせようとするかと、判定ルールには基本的に関係ありません。判定ルールでサポートしてないような行動をしようとした時には、おっしゃるような「複雑な処理」も必要になりますけどね。それは単純な「システムの想定外」「システムの不備」であって、話が違います。


別にどのような読まれ方をされても、読み手の中で完結してる分にはそれでかまわないんですけども。明らかに書いてもいないことをどこからともなく読んだことにされたり、全然中身を読んでいないようなコメントをされて、それが他の人の目にもついて誤解されるのは困るので。
誤読されようが読んでもないのにコメントつけられても、基本的には放置するようにしてますが。なんか最近増えてるので、自己主張しておきます。

認知バイアス - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%8D%E7%9F%A5%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9

批判も批評もけっこうですが、論点の噛み合ってないものは(本来であれば無視するべきですが)時に有害ですので、あえて反応することもします。
ああ、これで今日もネタができた、とも思ってますが。