KillingDays

そんなわけで、リトライ版KDの基本設定。
基本設定というか、KDのバックグラウンドで行われたある実験について、ですが。まだもろもろしてるので、あれこれ修正予定。とりあえず基本概念を。


・「天使核の育成」において、統一帝国式の「内的成長」以外のアプローチはないだろうか?
・あるいは、「外部から特定の意識」を向けられることによって、「天使核の質」が変質することはないだろうか?
・エンゼルコアでベイカーのやっていたことは直接的な肉体/精神支配だが、より間接的な精神支配、「共同体における特定個体への評価」*1は、天使核に影響を与えることはないだろうか?
・統一帝国ではなく、ヤシマという閉鎖環境においてはどのような方法が天使核の成長に好ましいか?


共同体が内部指向(結束)を強めるために外敵を必要とするように、内部に外部を抱えることにより、常に一定の緊張感を共同体に強いることによって、共同体としての「落としドコロ」を共有する、それを憑き物筋に代表される「共同体内部異端者」として設定する。
人心の安定装置としての機能が形骸化し、本来の理念は忘れられ、ただ機能だけを果たし続けるようになった状況において、それが抱え込むものは人間の内的な不安であり、不安の外部化であり、可視化である。「認識/識別可能」な存在としての不安、ケガレ、そうして扱われることによる影響は計り知れない。それは心身に影響を与える。
そうして「ケガレ」とされ続けた人間は、どのような天使核を持つのか?
怨霊を鎮めるように祭り上げられたなら、どのような神へと変貌するのか?
人為的に怨霊を作り出し、それを祭り上げることによって祟り神を守護神へと転化させる実験。
そしてその実験は、ある時、秘匿機関"ヨモツヒラサカ"と結合し、誰も想像していなかった方向へと神化を遂げる。

*1:レッテル張り、「ケガレ」扱い